いよいよ

 今日はいよいよSDS-PAGE for PVDF-blottingを行う、ということで
 気合い十分、のはずだった。が、ぼーっとしていました。
 SDS-PAGEもblottingが終わっても、この実験のイヤなところは
 染色・脱色してみないと結果が分からないところだ。
 だから予備的にSDS-PAGEをしてみて、大丈夫、これでいける、となってから
 本番をするのだが・・・・N先生曰く、「石橋を叩いて渡る」である。
 だけど、私は石橋を一度たたいてみたけどまだまだ心配、という人なので
 脱色してバンドを確認できるまで大丈夫かどうかとっても心配でした。
 が、心配しなくても良かったな、と思うくらいちゃんとありました。良かったです。
 で、N先生に見せて、切り出すバンドを伺おうとしたら素っ気ない返事。
 お疲れなのかなぁ、書類見つからないからかなぁ・・・・
 それはともかく、バンドを4本切り出して−20℃に保存。
 明日はいよいよN末解析。
 思えば昨年の7月に初チャレンジ。
 でも読んだN末はレクチンに関わる物ではなかった。
 次は今年の5月。
 これは持ってきたサンプルがダメだった。
 喘息も悪化。血痰が出てたっけ・・・。
 それで6月、7月は体調を整えつつ、埼玉で基礎実験を行ったんだった。
 そして10月にいよいよクロマト精製を掛けたものでN末解析まで進めよう、
 ということだったのだが、結局は11月1日に採取したサンプルを濃縮したもので
 行うことになった。でも、やっとN末解析までこぎつけた。
 遠回りしたような気もしないでもないが、
 それを機にいろんなことを考えさせられたし、考えたし、
 様々なテクニックも身につけられたし、
 何より研究に対する姿勢、何が大事なのか、どう研究を進めて行かなければ
 いけないか、ということ等が分かった。
 時間は掛かったけれど、得た物も多くあった。
 私にとってこの1年半は貴重な時間だったと思う。